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「五元単」へお越しいただきありがとうございます。
サイト運営者の「いとしょー」と申します。
本サイト「五元単」は記憶することに特化した英単語データベースです。
かつて、私には悩みがありました。
それは、英単語がなかなか覚えられないことでした。
覚えたい単語と対応する訳語を並べたオリジナルの単語帳を作って単語を覚えようとしたのですが、これがなかなかうまくいきませんでした。
訳語だけで英単語を覚えるやり方には限界があると悟り、別のより効率のよい方法を探しました。
単語と訳語をひたすら呪文のように唱えたり、紙に書き写したりしてもダメでした。
英英辞書を使うのもあまり効果がありませんでした。
もっといい方法はないか。
私はあるとき疑問に思いました。
どうして母国語である日本語はいとも簡単に習得できるのに、外国語である英語はこんなにも習得するのが難しいのか。
それなら、いっそのこと英語も母国語と同じように習得してみればよいのではないか。そう考えました。
それから、母国語を習得するとはどういうことかについて考えてみたところ、それは直接的に「一般的イメージ」を習得することであるという結論に至りました。(厳密には基準のようなものなのですが、ここでは簡単に絵のようなものを考えていただいて構いません)
非常にざっくり言うと、「リンゴ」という言葉を見たり聞いたりして、<リンゴの一般的イメージ>が頭に浮かべば、それでリンゴの意味を知っていると言うことができるでしょう。
母国語を習得する際には、訳語などはありませんから、単語と一般的イメージを直接結びつけて記憶することになります。
この状況を作り出せばよいのです。
まず、一般的イメージというのは五感から得られるあらゆる経験を「平均化」することで得られます。
ただ、我々が知覚する情報のほとんどは視覚的情報のため、これに絞って考えることにします。
すなわち、視覚的イメージ、つまり画像をたくさん見ることによって、その単語に対応する一般的イメージを理解し、記憶することができます。
よって、「画像」は単語記憶に大いに役立ちます。
また、一般的イメージが似ている単語を使うことで一般的イメージをつかみやすく、単語同士のネットワークも形成されて強靭な記憶を作ることができます。
したがって、「類義語」も単語学習に非常に効果的です。
そして、その単語の視覚的イメージや他の単語の一般的イメージを利用してもダメな場合は、その単語の一般的イメージを分解することも有効です。
すなわち、単語をいくつかの部品に分解して、それぞれの語源をイメージとして理解します。
あとはそれらのイメージを組み合わせて、単語の一般的イメージを作り上げます。
よって、「語源」の情報も英単語を覚えるのに役に立ちます。
以上、「画像」「類義語」「語源」を「訳語」と合わせて覚えたい単語ごとに調べ、その単語の一般的イメージを記憶に定着させることを徹底した結果、見事に英単語を簡単に覚えられるようになりました。
1日あたり1時間ほどの学習時間で40単語覚えられました。
時間を作れたときは、1ヶ月間ほぼ毎日40単語ずつ覚えて、1000単語近く覚えることもできました。
覚えられた単語は、見たり聞いたりしただけで、その一般的イメージが頭に浮かんできます。
この方法は非常に効果のあることだと実感していました。
しかし、この方法を使っているとあることに気づきました。
それは、いちいち「画像」なり「類義語」なり「語源」なりを調べ上げていく作業が面倒くさく、とても時間がかかるということでした。
これらの情報はバラバラにあって、画像検索をしたり、電子辞書を引いたり、いろんなWebサイトを漁ったりしないと全部が揃いませんでした。
そこで私は思いました。
「あぁ、これらの情報がまとまっているサイトがあったらどれほど便利なんだろう」
当時はそのようなサイトがありませんでした。
そこで私は自分でそのサイトを作ってしまうことにしました。
たしかに、自分だけのためならサイトを作ることは無駄かもしれません。
しかし、このやり方には大きな価値があると考えているので、それが英単語を覚えようとしている人たちに届いて、効率よく覚えられたとしたら、これほど嬉しいことはありません。
そんな風にして誰かの役に立てればと思い、このサイトを立ち上げました。
どうせ作るならと、さらに吟味して、単語学習を長期的に楽にしてくれるであろう「関連語」を加えた、5つの要素「意味(訳語)」「画像」「類義語」「語源」「関連語」を見出し語ごとにまとめたサイトを作ることにしました。
サイト名は5つの要素から覚える英単語データベースということから、「五元単」と名づけました。
このサイトは立ち上げてから間もないため、まだ十分に見出し語が揃っていません。
順次追加していく予定です。
ひとまずの目標としては12,000語を目指しています。
今後とも暖かく見守っていただければと思います。
どうぞよろしくお願いします。
いとしょー
(2018年4月6日公開)